愛媛県農林水産部農産園芸課

『ジビエ専門店Magokoro』

 ジビエファイル  2026年02月07日

2025年、自然に囲まれた西条市丹原町関屋に新しい獣肉解体処理施設が誕生しました。

建物自体は数年前に丹原猟友会が建てたもので、本部機能をもつ集会所としては活用されていたものの、メンバーの高齢化もあり、解体処理までを行う想定ではなかったと言います。「ジビエ専門店Magokoro」代表をつとめる西村裕子さんは、元々子育てに追われる主婦でありながら「ジビエにハマってしまった」ことで、この場所を新たな姿に生まれ変わらせることになりました。

「20年ほど前、子供がまだ小さかった頃に鮎釣りをした河原で漁師さんがバーベキューを振舞ってくれたのですが、猪、鹿などの肉があまりにも美味しくて感動!その魅力に憑りつかれてしまったんです。」

その後、もっとジビエ肉が食べてみたい、希少な部位が食べてみたいという興味が高まり、動画などで解体方法を独学で習得。そのうちに地元猟友会のメンバーともつながり、捕獲への関心も高まったことで、ついには狩猟免許をとるまでに。

「捕り始めるとますます楽しくなって。自分でわなを仕掛けて捕獲した獣を自分で解体する楽しさ、新鮮なお肉の美味しさをもっと広めたいと思って、解体処理施設を持とうと決心しました。」

5年間猟師としての経験を積み、解体技術も本格的に学びながら、女性二人で準備をスタート。猟友会の施設を借り、解体処理ができる施設へと改装する際も、地元工務店や猟友の皆さんの協力が欠かせなかったそうで、開業以降もいろんな仲間が集まる賑やかな場所となりました。「昼間は猟友会のおじいちゃん達が話にきてくれるので、解体作業は夜一人でゆっくりと集中してやっています。」

丹原地区で捕れる害獣の8割が鹿。仲間と島しょ部へ遠征することもあり、この1年の処理数は110頭を超えました。若いスタッフも増え、地域農家から活動に感謝されることも多くなったことで「今はとにかく猟友会をしっかりと存続させること、そのために若手を育成することが急務」と感じるようになったそうです。

月に1度、施設で行う販売会では口コミで集まる女性客が多く、試食体験も好評。「私がそうだったように、実際に食べて美味しいと感じるジビエを提供して、もっともっとファンを増やしたい」と楽しそうに話してくれました。

■販売会は月に1回(Instagramで告知)
■西条市「いとまちマルシェ」「道の駅 小松オアシス」でも販売中

ジビエ専門店Magokoro

https://www.instagram.com/magokor_jibie/
〒791-0527 愛媛県西条市丹原町関屋甲489-4