愛媛県農林水産部農産園芸課

道後で初めての「ジビエ祭り」を開催しました

 ジビエファイル  2025年11月04日

中世末まで伊予国藩主の居城であった「湯築城」跡で2011年から定期開催されている「道後ゆづき市」。さまざまな出店や音楽イベントなど多彩な催しが企画され、近隣住民はもちろん、道後温泉からすぐということもあり、多くの観光客でにぎわっています。

秋晴れの11月3日(文化の日)のゆづき市には約30店のキッチンカーや雑貨販売店が軒を並べたほか、季節の花苗を取り揃えたフラワーマーケットも行われました。

この日は5台のキッチンカーが愛媛県産ジビエを使ったメニューを提供しました。

堀之内でのジビエ祭りではお馴染みの店舗に加え、今回新たに愛媛県産ジビエを導入した店舗では既存メニューをアレンジした商品がお目見えしました。

ヘルシーなスパイスカレーが人気のお店ではタマリンドの酸味とスパイスの辛味が特徴のラッサムというスープに、ジビエソーセージをミックス。ソーセージの硬さをカレーに合わせるため、試行錯誤したとのことでした。そのままでもご飯にかけても美味しくいただけました。

この他、定番のピザにジビエソーセージをトッピングしたものや、焼き立てのオリジナルホットドッグに鹿ソーセージ、猪ソーセージを選んで1本まるごと挟んだボリューム満点のバーガー、秋にぴったりの温かいおでんなど、季節感あふれるメニューが提供されました。

湯築城資料館の田中事務長によると、近年は道後エリアにも猪の出没が目立つようになり、特に自然が多く残る湯築城跡の公園にも何度か現れたことがあるとのこと。今後、愛媛県産ジビエを活用したイベントの創出も企画したいとのことでした。

次回の道後ゆづき市(2025年11月23日)にも、ジビエを提供するキッチンカーが出店予定です。

今回愛媛県産ジビエを提供したキッチンカー
・ENGEL800 spice and foods
・MONZ
・今屋のハンバーガー
・niconico. kitchen
・monomono