
3年目となるキッチンカーイベント「ジビエ秋祭り」が今年も松山市城山公園で開催されました。この日は前日の雨も上がり、乾いた落ち葉が散る晩秋らしい天気となりました。この日は当初予定していた10店舗に加えて、急遽2店が加わって合計12店のキッチンカーが愛媛県産のイノシシ肉、鹿肉を使ったオリジナル料理を提供しました。

16時のスタートを待たず「今年も楽しみにしていた」と言って串焼きやクレープを頬張る常連客も見られ、この場所でジビエを楽しむという恒例のイベントとして県民に認知が広がっているようでした。


先日の湯築市で初めて愛媛県産ジビエを使ったというスパイスカレー店では、前回とはラッサムに使うソーセージの下処理の方法を変えてバージョンアップ。「前回は香ばしく炒めてから煮込んだが、少し食感が悪かったので、今回は茹でることでプリプリとした舌触りを楽しめるようにした。」冬瓜もプラスしてより風味の良いラッサムに仕上がっていました。猪肉モモ肉と鹿ミンチの2種のカレーをあいがけにしたプレートは彩りもよく、情報をききつけて駆け付けたというスパイスカレーファンはもちろん、多くの女性客にも好評でした。

3回目の参加となるスープカレー店の店主は「私自身がジビエの味がすごく好きになったので、いろいろアレンジして作るのが楽しい」とジビエ料理の魅力を語り、お客様との会話が弾んでいました。

今回初めてジビエに取り組んだ店によると「余分な脂が少ない猪肉は思っていた以上に肉質が固く、美味しく仕上げるまでに試行錯誤した。ハンバーグの食感を活かせるよう煮込み方を変えたり、ソースをアレンジしたりと工夫するのが楽しかった。」とのことで、素材の特性を調理人自身が前向きにとらえ、魅力として感じていることが伝わりました。

この企画以外の場所でも、独自にジビエ料理を出している店舗も少しずつ増えており、愛媛県産ジビエを楽しむ機会が今後ますます広がることが期待されます。





今回参加したキッチンカーと提供したジビエ料理
●shima cafe/バターチキンカレー猪ハンバーグのせ・猪煮込みデミハンバーグ・ウインナー食べ比べ
●ENGEL800 spice and foods/猪肉のカシミールと鹿肉ココナッツキーマのあいがけカレー・ジビエソーセージのラッサム
●からあげCar大吉/串カツ食べ比べセット(猪モモ・鹿モモ)・揚げソーセージ
●創作點心 鑫斗雲/鹿肉ちまき・うり坊まん・ジビエ焼売セット
●Mono2/猪ミンチ入りやきめん
●ココチ/猪モモ入りスープカレー・鹿ミンチ入りスープカレー・ソーセージコンボ
●ポンエペレ /ジビエバーグクレープ・スパイシージビエカレークレープ
●ネイティブキッチン/ジビエ串焼き・鹿ロースト
●5CAFEBAL/ジビエソーセージトルティーヤ風サラダ巻きクレープ(猪・鹿)
●koi kitchen/鹿肉ボロネーゼパスタ
●ちょ/猪骨ラーメン・猪チャーシュー丼
●今屋のハンバーガー/ジビエバーガー



















