夏に開催した「ジビエ夏祭り」の好評を受け、今年2回目となるキッチンカーイベント「ジビエ秋祭り」が松山市城山公園で開催されました。11月から展開を予定している「えひめのジビエ飲食店フェア」に先駆けて、前回の参加店舗を上回る12店のキッチンカーが愛媛県産のイノシシ肉、鹿肉を使ったオリジナル料理を提供しました。
前日から降り続いた雨が昼前になって上がり、心地よい秋風が吹き始めたことで、16時のスタートに近づくと少しづつジビエファンが集まってきました。
今回初めて参加したお店は4店。出店が決まってからジビエの調理法について研究を続けてきたというクレープ店では「鹿肉、猪肉ともに素材が良いので試作はどれも最高に美味しくできた。普段はスイーツ系のクレープが中心だが、大人向けのジビエクレープには手ごたえを感じている」とのこと。
人気のカレーパンが好調の老舗菓子メーカーは、新たに鹿肉を取り入れたカレーパンに挑戦しました。「愛媛あかね和牛や甘とろ豚など、愛媛県産の肉を使ったカレーパンは県外の販売などでも人気だが、ジビエの活用は今回初めて。大きめにカットした鹿肉をしっかり炒め、香ばしさと風味を出してからカレーと合わせることで、食感と味わいが引き立つよう仕上げました。」と満足そう。今後の導入にむけて獣肉加工業者とも熱心に情報交換を行っていました。
前回に続いてジビエメニューを開発したキッチンカーからは「ジビエメニューを楽しみにしてくれるお客様が増えました」と嬉しい報告も。また、県内それぞれの加工処理施設の名前をポップに明記するなどして、よりお客様に安心感を持ってもらえる工夫もみられました。
「毎回好評で、すでにお客様がついているから」とメニューを変更せず定番化している店舗がある一方、新たに自家製のソーセージにチャレンジする店舗もあるなど、ジビエメニューの独自のブラッシュアップも進んでいました。
今回参加したキッチンカーと提供したジビエ料理
●キッチンカー YOLO/鹿肉スライダーバーガー
●からあげCar大吉/串カツ食べ比べセット(猪ロース・鹿もも)
●ポンエペレ /ジビエバーグクレープ・スパイシージビエカレークレープ
●別子飴本舗/鹿肉カレーパン
●ちょ/猪骨ラーメン・猪チャーシュー丼
●創作點心 鑫斗雲/ウリ坊まん・ルーロー飯
●Mono2/猪肉入りやきめん
●ココチ/ジビエスープカレー
●ガジュマルピザ/猪肉カレーピザ
●ネイティブキッチン/ジビエ串焼き・鹿ロースト
●5CAFEBAL/自家製鹿肉ソーセージ
●koi kitchen/鹿ボロネーゼパスタ