愛媛県農林水産部農産園芸課

「えひめのジビエ賞味会」開催しました

 ジビエファイル  2024年11月11日

愛媛県内で展開している「えひめのジビエ飲食店フェア」の一環として、11月9日に愛媛県としては初めてとなる首都圏でのジビエ料理の賞味会を開催しました。

東京・丸の内にある「四国味遍路88屋丸の内店」において、愛媛県出身の著名人やゆかりのある方々、また都内の料理関係者など約50人が参加して、愛媛県産の猪肉と鹿肉を使ったこの日限定のオリジナル料理を味わいました。

主催者である愛媛県農林振興局長による挨拶では、高止まりが続いている野生鳥獣による深刻な農作物被害の現状と対策について説明があり、担当課からは動画やデータ画像などで詳細な被害についても紹介されました。参加者からは「ふるさと愛媛で、こんなに被害が広がっていることは全く知らなかった」「せっかく捕獲した野生鳥獣が捨てられるのはもったいない」といった声が上がりました。

当日の料理に使われた猪肉と鹿肉を調達した「しまなみイノシシ活用隊」の渡邉代表からは、捕獲の必要性だけでなく「適切な処理をしたジビエ肉は美味しい」という正しい情報をもっと広く伝えたいという挨拶があり、参加者と熱心に交流していました。

88屋の松田料理長はこの日のために半身の猪と鹿を仕入れ、自ら分解してバラエティに富んだ料理を提供されました。舌の肥えた多くの参加者から「ジビエ料理のバリエーションの多さに驚いた」「今まで食べたジビエ料理の中でもダントツに美味しい」と絶賛の声が上がりました。またジビエとともに愛媛県から直送された旬の温州ミカンや県産野菜などと組み合わせた鮮やかな盛り付けに、会場は大いに盛り上がりました。

参加者には愛媛県産ジビエに関するアンケート調査を行い、今後の取り組みに役立てていくこととしました。この賞味会をきっかけに「えひめのジビエ」に対する関心が少しでも深まることが期待されます。

<この日提供されたメニュー>
猪と鹿の燻製 粒マスタード添え
猪、鹿肩肉のカナッペ 黒コショウ風味
猪、鹿 ヒレ肉の低温調理 藁焼きタタキ
猪、鹿 もも肉の自家製ハム ピクルス添え
猪、鹿 すね肉と香味野菜のポトフ
猪、鹿 腕肉の唐揚げ 生姜風味
2種類のお肉のミニメンチカツボール フレッシュトマトソース
猪、鹿 バラ肉の自家製ベーコン 和風サラダ
猪、鹿 肩ロースの味噌漬け焼き
猪、鹿 背ロースのステーキ お好きな調味料で
骨付き猪、鹿肉のロースト お好きな調味料で
猪、鹿 スペアリブと温州みかんの煮込み
2種類のスジと今治野菜のスパイスカレーと内子町のにこまる
大三島産温州ミカン
大三島ワイン