
6月27日、松山市三津教会で開催されている「教会こども食堂」に愛媛県産ジビエを原料として作った猪ウインナーを提供し、地域の子供たちに「えひめのジビエ」を楽しんでもらいました。

当初は猪肉、鹿肉を活用した料理を食べてもらう予定でしたが、夏場は捕獲量も下がり、十分な供給ができないということで、愛媛県産猪を原料として加工しているウインナーを提供しました。
この日は子ども16名とスタッフを含む62名が参加し、「豚の生姜焼き」「ジビエソーセージ」「春雨サラダ」他のメニューで食事を楽しみました。(テイクアウトのお弁当を含む)

食事の合間には猪や鹿によって荒らされた田畑の映像を流し、野生動物による深刻な被害などについて県の担当者から説明をしました。

また、伊方町の獣肉加工処理施設「旅するジビエちゃん」の伊勢さんが生産者の立場としてジビエの魅力を語りました。

子どもたちから様々な感想が聞かれ大いに盛り上がりました。低学年の子供たちからは「ウインナーが辛い」という率直な声が多く、スパイスの効いた強めの味が小さな子供には新鮮だったことと、日頃食べている市販のウインナーに比べて脂質や糖質、添加物が少なめなことが要因だと考えられました。高校生からは「辛いけど好きな味」という声や、「ジビエと聞いて、本当に食べれるかどうか不安だったが美味しいので今度はお肉を食べてみたい」という声が上がり、生産者にとっても励みになるひと時でした。

こども食堂を運営する【特定非営利活動法人イクソス】理事長でもある森分牧師からは「自分たちの食卓にのぼったソーセージがどのような思いで、どんな人が関わり作られているかを知ることが出来て、食材に興味をもち、感謝して頂くことができました」と感想をいただきました。
